どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

自分の吃音症状を分析してみた‼️

皆さん、ドーモです🖐
30年間明るくどもり続ける吃音研修講師の阿部です。


さて、今日は自分の吃音症状を分析してみたいと思います‼️


先日出場したセミナーコンテスト東京でこのようなお声をたくさんいただきました。

「阿部さんの吃音は今どのような状態なのかイメージ出来ない。」

「プレゼンを聞いている限り治っているのでは?」


確かに吃音症状って、環境や時期によってかなり変動するので自分の中でも掴みにくいですね💦


自分以外の方であれば尚更でしょう!


いい機会なので今日は自分の吃音症状がどんなものか分析してみたいと思います👍



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吃音症状のレベル(勝手に作ります)

まず、自分の吃音症状をレベル分けしたいと思います。


勝手に作ったものですので、医学的には全く無関係ですのでご注意を💦

  • レベル1(軽い):自分では「今どもったな」と分かる程度。聞き手はほとんど反応しない。
  • レベル2(ノーマル):自分では「どもった」と意識するが、冷静さを保てる程度。聞き手に「時々詰まるな」と聞き耳を立てられる。
  • レベル3(やや重い):どもった時に焦ってしまい、話を止めないと苦しい程度。聞き手に「緊張してるね」と声をかけられる。
  • レベル4(重い):言葉が口から出るまでに相当な労力を要し、かつ頭の中がパニックになっている程度。聞き手から「大丈夫?落ち着いて」と心配される。

あくまで自分自身の吃音症状を4つのパターンに分けたものです。


少しでもイメージしていただきやすくなると嬉しいですね✨


それではいよいよ、私の吃音症状を見ていきましょう‼️

苦手な言葉たち

私が日頃話す中で、苦手にしている言葉たちを紹介しましょう!


数え切れないほどあるのですが、特に苦戦した経験の多いものを紹介しますね👍


ちなみにこれらの言葉を言う時はレベル3もしくはレベル4です!!



【ナ行とタ行】
とにかく言えません💦


例えば数字。2(に)7(なな)から始まるともうアウトです💦

「今何時?」と聞かれ、2時20分だったりするともう地獄です。分からないフリか時計を直接見せてしまいます笑


タ行で言うと、田中さん田口さんなどの名字で呼ぶ時はかなり困ります。

必ずと言っていいほどどもってしまうので、ビジネスパートナー(上司や同僚や得意先担当者)がタ行で始まる名字だと仕事の話どころではなくなります💦
失礼ながら、「すみません」「あの〜」など名前を呼ばず話しかけることになります👏



【パなどの半濁音】
これも相当苦手な言葉の1つ💦

プレゼンテーション、ポップコーン、ペットショップ、プリンなどなど意外とパ行で始まる言葉が多いと実感します🤣


パ行でどもる時は頬がふぐみたいに膨らんで窒息しそうになります💦



【カ】
これは何と言っても「かけうどん」


丸亀製麺さんで何度となく諦めて涙を飲んだメニューですっ😂


しかし、今では母音変換法という必殺テクニックを編み出したので、楽々注文出来るようになりました✨
abe-kenshu.hatenablog.com



家庭での日常生活

妻や子供に対してはほぼレベル4です。


これがいつも不思議なのですが、家族に対して1番どもるんです!


過去に「どもりメーター」として表現していましたが、安心し過ぎてもどもりが強くなるんでしょうかね。
abe-kenshu.hatenablog.com

医学的に知りたい所であります。(知ってる人がいたら是非教えて下さい。)


つまり、家庭の中では遠慮なくどもってどもってどもりまくっている訳です👍


定期的にレベル2の波が来る時があり、その時は嬉しくて調子に乗ってしゃべり過ぎてしまいますね💦



社会の中の日常会話

会社で話す時などはレベル2です。


おそらくいい緊張感を持って話せているという点と、聞き役に徹しようと心掛けているので、その分どもる確率が下がっている気がします😌


自分が主導になって会話を進めようとするとレベル3に突入します💦


傾聴に徹すると吉‼️



プレゼンの時

プレゼンの時の症状は大きく分けて2パターンあります。

パターン①
プレゼンへの準備に入念に時間をかけて仕上げた場合(何も見ず、考えなくても話すべきことがスラスラ出てくる状態):レベル1

パターン②
プレゼンへの準備にあまり時間をかけられなかった場合(資料を見れば言う話すべきことが何となく出てくる状態):レベル3



プレゼンは準備の質によって大きく症状が変わります☝️


やはり何度も何度もアウトプット練習を重ね、無意識でも言葉が出てくる状態にまで仕上げられると吃音症状がほとんど出なくなります☝️


これは持論ですが、「何も考えなくても言葉が出てくる状態」になると、頭の中に余裕が出て、伝えることや落ち着いて言葉を送ることに力を使えるからだと思っています😌


逆に思い出しながら、考えながらプレゼンをする状態だとプレゼンに一杯一杯で、伝え方のことまで余力がない💦
この状態になると吃音症状も強く出てしまうしまいます。


つまり、事前準備が本当に大切ということです‼️


私が実践している練習方法を貼っておきますので是非参考にして下さいね♬
abe-kenshu.hatenablog.com



症状の変動

これは吃音を持つ方であれば誰もが悩み、翻弄されてしまいますよね💦


当然私にも症状の波があります。


昨日までスムーズに話せていたのに、ほんの少し何かきっかけがあるととてつもなく症状が強くなる。


ひどい時など、レベル1の翌日にレベル4になってしまうことなどザラです。



しかも何がきっかけなのかイマイチ分からない。



新しい環境になって症状が強くなることもあれば、むしろいい緊張感を持てて症状が軽くなることもある。


せっかく環境に慣れて来たのに急に症状がレベル4に落ち込む時もある。



理屈で理解しようとすると混乱してしまうのが吃音の特徴の1つではないかと個人的には思っています。



そんな吃音なので、私は常に「仕方がない!」と思うようにしています。



1番良くないのは症状の強さに一喜一憂してしまうこと💦


日々不定期で変動していくので、それに振り回されてしまうと身が持たないんですよね😭


身も心も。



なのでどんなことが起こっても、私は「仕方がない、だって吃音だもの」と思い、その時の自分の目的をはっきりさせる事にしています☝️



そうすると、大体の目的は「どもらないこと」じゃないんですよね。



私はどもらないために生きているのではなく、自分が幸せになりたかったり、人を幸せにしたいと思って生きていますよね☺️



だから吃音があるのは仕方がない。



でも自分の目的は別にある‼️



こう思えた時、私の身と心が本当に軽く解き放たれたような感覚になりました😉



今日は自分の症状の特徴について考えてみました☝️

お分かりいただけたように、まだまだ吃音と長く付き合っていくことになりそうです😌



仕方がない。仲良く付き合っていくか‼️😁



安心してどもれる世の中へ



本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

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