40歳になった私の吃音ライフ
とても久しぶりにブログ記事を書いてみます。
しばらくブログやSNSからは意図的に距離を置いていました。
いつの間にか、投稿すること自体が目的になってしまい、心から吃音と向き合えていないなと感じるようになったためです。
その甲斐あり、投稿をやめてからこれまで、自分自身の吃音と自然に向き合う余裕ができ、仕事や生活を楽しむことに集中出来るようになった気がします。
そしてあっという間に40歳。
いよいよ若いとは到底言えない年齢に差し掛かってきました。
これからは、自分自身のために、これを読んでくれている物好きな吃音者の皆さんのご参考程度に、吃音に関して感じることを自由気ままに書き残していくことにします。
前置きが長くなりましたが、今日は40歳になった自分の吃音ライフについて、整理してみたいと思います。
症状、精神面、仕事面、生活面、今後吃音と付き合うために思うことなどの観点から書いてみますね。
吃音症状:これまでの人生の中でトップレベルに軽い
約32年間の吃音人生の中で、かなり軽く感じるようになっています。
言葉の言い換えもほとんどなく、少し吃りながら言いにくい言葉も物理的な負担(息苦しいなど)なく話せている気がします。
タ行やナ行など苦手な言葉の種類は特に変わってないですね。
「言いたいけど言えない」ということはほとんど無くなっています。
精神面:吃音が理由で消極的になることはないが、まだ勇気が出ない場面もあり
個人的には吃音にとって心持ちが本当に重要だと思っているのですが、吃音であることに引け目を感じることはほぼ無くなりました。
自己紹介で吃音であることを全面に出すこともいつの間にかなく、どうしても話しにくい日があれば相手に伝えることがちらほら。という具合でしょうか。
ただ、会議や大勢の参加する場での発言については、吃ることが頭によぎり控えてしまうことは5回に1回ほどあります。
言いたいことが整理出来ていないだけの問題かもしれませんが💦
仕事面や生活面:大きな変化がある場合には吃音症状にが強く出るケースもあり
今年は特に仕事面での変化が大きく、3月までは症状が強く出て話しにくい日が続いたこともありました。
今はその環境にも慣れ、症状もかなり落ち着いています。
それよりも仕事の大変さに困難を抱えている方が強いですね。
改めて、環境変化と吃音って連動してるなと感じています。
今後の吃音ライフ:息子の成長と共に吃音との向きいい方をもう一度考え直す日々
吃音ライフにおいて、2つの岐路を迎えています。
1つは、自分が環境の中で年長者になりつつある。ということ。
今までは仕事環境の中で比較的若手という立ち位置でした。
自分自身との向き合い方に集中出来る環境だったと思います。
今は年齢も上がってきており、自分が周りの成長を積極的にサポートしていくことが求められるようになっています。
吃音はそういった所に影響しない。と分かってはいますが、不安であることは確かです。
そしてもう1つ。
息子が中学生になり、吃音を意識せざるを得ない環境になりつつあるという点です。
私自身が吃音者であるため、過去の経験を共有することは出来ますが、それは今の時代には合わないかもしれません。
真の意味で息子に共感してあげられないかもしれません。
彼に対して何をしてあげられるのか。してあげられないのか。
今一度彼と正面から向き合い、思う存分自分のやりたいことにチャレンジ出来る環境作りの手伝いが出来ればいいなと。
年齢や環境によって吃音への想いや向き合い方が変わっていく。
吃音とはまだまだ長い付き合いになりそうです。
これからも相棒として仲良く付き合っていければいいかなと。
そんな気持ちです。
今の吃音ライフや気持ちを長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました🙏
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