どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

『きつおん配慮カード』に込めた想い

おはようございます☀

 

梅雨ですね☔️

元々雨は嫌いで、学生の頃も雨が降ったら学校を休むなどと、よく分からない拘りを持っていました💦

 

でもあまり雨が降らない日々が続くと、この独特のジメッとした空気感を懐かしく、楽しむ事が出来ています☺️

 

さて、本日はこの件について私の想いを書いてみます✍️

 

 

ご存知でない方用に説明させていただきますと、現在我々きつおんTRYチームは、7月に『第2回きつおんTRY』を開催するために皆様からのご支援を募集しております。

➡︎リンクはこちら:『第2回きつおんTRY』を開催したい‼️ 100人に1人が発症する言葉の障害と言われる「きつおん(吃音)」。 お店で頼みたいものがあっても、どもって言いにくいメニューだと注文出来ず諦めてしまう事がしばしば。。。 『きつおんTRY』は、「吃音があっても、好きなものを好きなだけ買いたい!」という、吃音当事者なら誰もが望む願いを実現するべく結成されたプロジェクトチームです。 活動内容は、メンバー達がクジを引き、電子メモ・吃音カード・ゆっくり発話などのツールを使って注文にチャレンジします。 チャレンジ内容はSNSや動画でアップします。 今年の5月に第1回目の活動が実施され、テレビの取材を受けるほど話題になりました。 第2回は、7月に予定しています。 メンバー達が遠方に住んでいるため、交通費を含めた活動費が必要な状況です。 どうかご支援よろしくお願い致します!! - polca(ポルカ)

 

 

今回公開した"オリジナルきつおん配慮カード"は、ご支援いただいた皆様のリターンとしてもご用意しております☝️

 

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こんな感じのデザインです♫

 

ちなみに、こちらは先日のツイートでもご紹介しております通り、しおさん(@kan72_bits )が作成されたロゴを使ってデザインを作成し、さらにしおさんにデザイン面へもアドバイスを頂き完成させたものになります👍

(あともう少しだけ文言を変えます)

 

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ロゴはフリーで使えるという太っ腹ぶり!早速使わせて貰いました👍

 

前置きが長くなりましたが、このカードは何のために作って、いつ、どうやって使うのかをご紹介したいと思います☺️

 

オリジナルきつおん配慮カードを作った理由

まずこのカード自体は、7月14日開催予定の『第2回きつおんTRY』で使用する為に作ったものになります。

 

私の中で正式名称は「きつおんを持つ方と話す時の配慮カード」なのですが、長くて分かりにくいので、「きつおん配慮カード」と思い切って縮めました笑

 

他にいい名称があれば教えて下さいっ🙇‍♂️

 

第1回きつおんTRYムービー第1回 きつおんTRY in 津島(愛知県)【The Stuttering TRY】 - YouTube)をご覧いただくとよく分かりますが、きつおんTRYの活動は、注文チャレンジ➕きつおんを知ってもらう(啓発)の2部構成になっており、前回はスケッチブックという超絶アナログスタイルできつおんについて、そして我々が求める配慮について店員さんにお伝えしておりました🗒

 

この方法はとても効果的で、想定していた以上に深く話し込む事ができ、店員さんにご理解とご配慮をいただける事となりました👏

 

しかしながら、1点だけ課題がありました。

 

スケッチブックだとその場では深く理解を示していただいたとしても、店員さんからすると後に残らないため、"忘れてしまう"というハードルがあります☝️

 

人間は忘れる生き物なので、どんなに素晴らしい講義を受けたとしても翌日には聞いた内容の半分以上は忘れてしまう。と言われるほどです💦

 

これではせっかくの活動の意味合いが薄まってしまう🤣

 

という事で、"後に残る"ものを作る事になりました☝️

 

あまり大きくても迷惑になってしまうので、コンパクトで見やすく、邪魔にならない"名刺サイズ"をチョイス👉

 

出来上がったものが今回のカードという事になります👍

 

きつおん配慮カードの内容

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これはアメリカ吃音財団が出している6つの項目を参考にしたものです。➡︎吃音当事者と話すための6つのコツ【THE STTERING FOUNDATION】 - どもれども どもれども(吃音体験ブログ)-stuttering,stuttering-

 

こちらの6項目はとてもポイントを捉えていて分かりやすいために参考にしたのですが、欠点は数が多くて文章も長いため、「何だか難しそう」「結局よく分からない」という事が起こり得るという点でした。

 

そこで、きつおんTRYメンバーで練りにねって、今回の4項目にさせていただきました☝️

 

全ての文末を「〜して欲しいです」と命令口調にならないようにし、カッコ書きでお願いする理由もシンプルに説明するようにしました☺️

 

受け取った方が「これくらいなら配慮してあげれそうだな」と思っていただければ最高です⤴︎⤴︎⤴︎

 

さらに、「こんなカード貰ったよ」と別の方に見せていただくとこの上なく最高ですね🤣

 

そして裏面は、上記4項目の中の1つでもご配慮いただいた方に向けて、「ありがとう」のメッセージになっています🙇‍♂️

 

お願いする時は表面、配慮していただいた時は裏面を向けて渡す事で、"お願い""感謝"の両方を伝えられるようになっております。

 

ここが我々の一番のこだわりポイントです☝️

 

 

きつおん配慮カードの使いどころ

ここはメンバーの中でもかなり意見が割れたところでありました。

 

普段使い(日頃の生活で使う)が出来るか出来ないか論争です☝️

 

結論としては、普段使いよりは、きつおんTRYのような啓発活動の中で使う方が使いやすいという事になりました😊

 

きつおんTRYメンバーとしても、自分1人の環境でこのカードを使う事を想像しても、ちょっとハードルが高いなと感じています💦

 

その理由は、このカードはじっくり話し込んでから渡さないと真意が伝わらない。と判断したためです。

 

相手側に配慮を求める内容ですので、

きつおんとは何か?

どんな事で困っているのか?

どうしてもらえると助かるのか?

などをゆっくり話し込んでから渡すべきかなと☝️

 

ですので、基本的にはこのカードは啓発活動の一環として使用する事をお勧め致します👍

もちろん普段使いしていただいても大いに歓迎ですが笑

 

きつおん配慮カードを通じて更なるコミュニケーションへ

最後に、きつおん配慮カードを作った事による未来へのイメージです。

 

我々きつおんを持つ方々が具体的に周りの方にどう対応して欲しいのかを伝える事が出来る。

 

きつおんを持たない方々がきつおんを持つ方へ何をしてあげれば助かるのかを知り、1つでも行動に移していただける

 

お互いの気持ちが歩み寄り、とても気持ちの良い空間が各地で生まれる。

 

 

そして、きつおんフリーな世の中が実現する。

 

 

ここまで実現するためにはまだまだ道は長いです。

簡単ではないことも理解しています。

 

ただ、数人の力が数十人になり、数百人になり、数千人になっていけば必ず実現は可能だと信じています☺️

 

一緒に取り組んで参りましょう👍

 

本日は長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます🙇‍♂️

 

⬇︎きつおんTRYの活動内容はコチラからご覧いただけます。

 

きつおんTRY活動内容

ついに全貌公開❗️【きつおんTRY👍】 - どもれども どもれども(吃音体験ブログ)-stuttering,stuttering-

 

きつおんTRY版【きつおん当事者と話す時の配慮】

きつおんTRY版『きつおん当事者と話す時の配慮』 - どもれども どもれども(吃音体験ブログ)-stuttering,stuttering-

 

きつおんTRYムービー

第1回 きつおんTRY in 津島(愛知県)【The Stuttering TRY】 - YouTube

 


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