どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

安心できる環境であればどもっても平気⁉️【吃音の心理的安全性】

皆さん、どーもです🖐
30年間明るくどもり続ける吃音研修講師の阿部です。


今回は、吃音がある子供達に学びの楽しさを伝えるスタッタリングスタディをスタートしてみて感じた【吃音の心理的安全性】について書いてみたいと思います。

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記事を読む前に、スタッタリングスタディでnoteを運営しているので、こちらに詳しく紹介しています✨

是非読んでみて下さいね❗️

note.com

「話したい!」お子さんからもらった意外な言葉

スタッタリングスタディは1対1のオンライン授業として運営しています。

ZOOMを通してお子さんと2人で学ぶことになります。

そのため、スタート時は「学びに集中しやすい環境」を作るために最も頭をひねりました。

その1つがホワイトボードを使った授業です。

お子さんにノート型ホワイトボードを送り、言葉が言いにくい時にはホワイトボードに書いて意思を伝えてもらう。

そうすれば学校の授業で味わっていた、

"当てられたら答えるのが嫌だな"
"いつ当てられるか分からないからドキドキする"

といった不安な気持ちをスッキリ解消できるのではないか。

そう考えていたのですね☝️


いざ授業が始まってみると、同じ吃音という共通点があるからか、お子さんともすっかり打ち解け、楽しく授業を始めることが出来ました。

私は授業中に要所要所で「言いにくい時はホワイトボードに書いてもいいからね。」と声をかけていました。

ところが、お子さんから言われたのは

「話したい!」

という強い一言でした。


授業後のアンケートにも、

「授業は完璧でしたがホワイトボードではなく、話したい。もし本当に言えなかったらホワイトボードを使うかもしれない。」

と書いてくれていたのです。

吃音があっても、"自由に話すこと"を求めている。

ここでハッとさせられました。

お子さんは、"話さないこと"ではなく、"自由に話せること"を求めていたのです。

話さなくてもいい環境であれば満足かというとそうではなく、どもったとしても自由に話せる安心した環境

これを求めていたわけですね☝️

自分自身の気持ちも思い出しました。

吃音があって日頃言いたいことが言いにくい。

だからどもってもどもっても、思い切りしゃべりたい‼️



これが吃音を持つ方々が望む、いわゆる"心理的安全性"の1つではないでしょうか。


スタッタリングスタディは、どもっても安心して自由に話し合える環境を最も大切にし、お子様に伸び伸びと学んでいただけることを目指します💪


安心してどもれる世の中へ


本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

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