どもった後の態度が大事。という話。
この度は当ブログ【どもれども どもれども】にお越し頂きありがとうございます!
吃音研修講師の阿部と申します🙇♂️
吃音(きつおん)という、どもってスムーズに話せない症状を持ちながら、200人の社員の前で堂々と研修をする日々を過ごしております👨🏫
初めてこのブログに訪れていただいた方もいるかと思いますので、まずはこちらの記事を読んで頂きたいです👏
吃音について知って頂きたい全ての事を書きました✍️
⬇️ここからが本文です
さて、本日は吃音でどもった時の周りの反応が気になる方に向けての記事になります。
吃音を持つ者として日々感じる不安やストレスの多くは、自分がどもった時の周りの目や反応から来るものと感じています。
特に吃音を知らない方からすると、「緊張してる?」とか「そんなに力まなくても。」と反応されてしまい、こちらの本音とは違った形で受け取られてしまいます。
これらはもちろん、吃音をきちんと知っていただく事で解決する事ができる。という意見は今でも変わりありません。
しかし、実情としては関わる方全てに吃音を広めることの難しさやハードルが存在するわけです。
そこで、今日は、吃音を持つ我々の方でコントロールできる部分を少し変えてみよう。という話です☝️
結論から言いますと、【どもった後の自分の態度が大事】という事です!
よくよく考えてみますと、我々の周りの方が吃音に対して違和感を感じるのは、どもった事実そのものでなく、どもった後の我々の反応の仕方にあるのではないかと思うわけです。
例えば、プレゼンの最中にどもってしまった時。
吃音を持つ発表者の多くは、「あ、どもってしまった!」「どうしよう!」とあからさまに焦った態度を出してしまっているのではないでしょうか。
その焦っている姿を見て、周りの方は「何かすごく失敗したのかな。」「緊張して言葉が出ないのかな。」とネガティブな方に推測してしまいます。
では逆に、いくらどもったとしても全く動揺せず、淡々とプレゼンを進めた場合はどうでしょうか。
おそらく周りの方はあまり違和感を感じる事なく、「噛んでるな」ぐらいで気にも止めないでしょう。
実際、私は研修講師という職業柄、人前でプレゼンをする事が多く、頻繁にどもりながらプレゼンを進めています。
自分の気持ちの調子が悪く、どもった時に毎回「すいません、どもりました。」と連呼する時は、同僚から「気にする事はないよ。内容は分かったよ!」と励ましてもらっていました!
ところが、プレゼンの最中にいくらどもっても気にせず粛々とプレゼンを完了した後に同僚に吃音のことを聞いてみても、「あれ?どもってた?全然気にしてなかった。」と言われるのです!
つまり、同僚はどもったことを気にしていたわけではなく、どもりを気にする私の態度を気にしていたのです!
だから皆さん、たとえ人前でどもっても、気にすることなく話を進めましょう!
どうしても気になってしまいますが、相手は我々が気にしない限りはどもっていることを気にしません👍
周りを変えるのは難しくても、自分の心持ちを少しだけ変えるのは実現できそうですよね?☺️
安心してどもれる世の中へ
本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
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