どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

吃音を持つ学生達が授業を楽しむには⁉️

この度は当ブログ【どもれども どもれども】にお越し頂きありがとうございます!

吃音研修講師の阿部と申します🙇‍♂️

吃音(きつおん)という、どもってスムーズに話せない症状を持ちながら、200人の社員の前で堂々と研修をする日々を過ごしております👨‍🏫

初めてこのブログに訪れていただいた方もいるかと思いますので、まずはこちらの記事を読んで頂きたいです👏

吃音について知って頂きたい全ての事を書きました✍️

abe-kenshu.hatenablog.com

⬇️ここからが本文です


さて、本日は吃音を持つ学生さんが授業中に感じているだろう苦悩について書いてみたいと思います✍️


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あくまで私自身の経験から言えることとなりますが、SNSの投稿で見られる学生さんのお気持ちを見ているとそこまでズレていないと感じています。

つまり、20年以上も授業中の苦悩は解消されていない事実に驚きますね。。



吃音を持つ方にとって、"人前で発表する"ことと、"急に発言を求められる"ことは本当に苦手で、出来ることならば避けて通りたい道です💦

この二大苦悩が常に襲ってくる状況が学校の授業なのです。

通常は席順に1人ずつ当てられ、三人前あたりになると「言いやすい答えが来るかな?」「どもったら恥ずかしいな。」とばかり頭に浮かび、授業の内容は一切入って来なくなる。

更に大変なのはランダムに当てられる時。

先生のサジ加減でいつ自分に刃が飛んでくるか分からない。。

目を合わせた方がいいのか、うつむいていた方がいいのか。

こうなるともう大変です。授業が終わった頃には身体の緊張が一気にとけて脱力感に襲われる。授業で学んだことなど頭に残らず、ドキドキしながら耐えに耐えた苦痛な感覚しか残っていない。



このように吃音を持つ私たちにとっては、授業に集中して学ぶことが難しく、家に帰って自己学習に励むか学ぶことをあきらめるしか選択肢が無くなるのです。



幸い、私は自分で学習することを選びましたが、本当に大変だった記憶があります。

今考えるとよく耐えました。

言いにくい言葉が当たった時には一貫して「分かりません」と答えるようにしていました。

自分にとってはそれが本当に悔しくて、家に帰ったら必ず復習するようにしていました✍️

今考えると結果オーライですが、もっと心から学ぶことに興味を持ち、集中出来るような環境があれば学ぶことに対してもっと積極的に、もっと貪欲になれたのではないかなと思う部分が大きいです。(過去を後悔しているという意味ではありません💦)



私の中で未だ答えは出ていませんが、吃音を持つ学生さん達が、症状に気をとらわれることなく、学びに集中出来る環境。心理的安全"が担保された環境の実現に向けて、少しずつ足を進めていきたいなと決意表明をさせていただきます🔥


安心してどもれる世の中へ



本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

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