どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

メッセージを伝えるための環境作り〜吃音研修講師のセミナーコンテスト奮闘記 その4〜

皆さん、こんにちは✨
30年間楽しくどもり続ける吃音研修講師、阿部です✌️

セミナーコンテスト奮闘記という事で、大会出場までの道のりを備忘録的に綴っていきます✍️

前回の記事では、10月に開催されるセミナーコンテストへの奮闘記として、一貫したメッセージをテーマに書きました✍️
abe-kenshu.hatenablog.com


今回は、プレ発表会に向けて心がけたいことについて書いてみたいと思います✍️

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メッセージを伝えるための環境

このセミナーコンテストに臨む為の講義やアドバイスを受け、最も実感した点。


それは環境の大切さです。


ここで言う"環境"とは、「受け手側が安心して話を聴くことができ、受け取った言葉を自分の中に落とし込める状況」の事です。


例えば、ライティングのプロに書いてもらった素晴らしい原稿を棒読みで読んだとします。


おそらく話す内容はプロが書いたものになるので納得してもらえると思います。


しかし、そこから行動にまで繋がるかと言うと疑問です。


「いい事を言ってたね」程度の認識になってしまうのではないでしょうか。


では、どうしたら受け手側が"行動"してくれるようなメッセージの届け方が出来るのでしょうか。


数多くある重要なポイントの1つに環境があるのではないでしょうか。

受け手側が行動するには"環境"作りが大切

私が学んだ具体的な方法は2点あります。


問いかけです。


「吃音に対して多くの不安を持たれていると思いますが、特に多くの方が持たれている不安って何だと思いますか?」


このような問いかけをすることで、一方的に"聴くだけ"モードだった受け手側の意識が一瞬で"参加型"になります。


一緒に考えることで、セミナーの内容が自分ごと化するのですね!


自分ごと化した受け手はそれ以降の内容もどんどん自問自答していくようになります。


そこで課題を解決するノウハウをドーンと提示する事で一気に腹落ち➡︎行動まで駆け上がれる訳ですね☝️


なので問題提起の時には問いかけをし、受け手の意識を自分ごと化していくことが大切なのですね!



そして、です。


私も指摘されて改めて気付いたのですが、自分がプレゼンをしている時って、「あれとこれを伝えなくちゃ!」「時間通りに終わらせなくちゃ!」に意識が集中しちゃうんですよね💦


特に今回挑戦する10分セミナーなんて一層時間への意識が強くなるわけです。


結果的に言葉をギュウギュウ詰めにしてしまい、受け手側も結局何が言いたくて、何をすればいいのか見失ってしまう。


受け手側からすると、言葉を吟味する時間が必要なんですよね☝️


「吃音を持つ方にはゆっくり話してあげた方がいいですよ」

と伝えた後に数秒間の間を作ってあげる。


その間に言葉が受け手側の脳の中を駆け巡り、腹落ちというゴールに行き着くわけです。


つまり、言葉を解釈するには数秒の時間が必要。ということですね。


どうやら勇気を持ってこの数秒を端々に作れるかどうかが伝わるか否かの分かれ目になるようです☝️

当たり前だけど当たり前に出来ないから大切

今回私が学び、お話ししたことは皆さんにとって"当たり前"の事だと思います。


あらゆるビジネス書に書かれ、むしろ聞き飽きた部類に入るのではないでしょうか。


しかし、今回自ら10分セミナーを練習してみて気付きました。


この当たり前を当たり前に実践する事が難しい!


だからこそ何度も繰り返し意識してチャレンジしていく必要があるのではないでしょうか💪


さぁ、今日はセミナーコンテストのプレ発表会‼️


奮闘記でお伝えしたポイントが見事に実践出来るのか⁉️


日々挑戦でございます✨


安心してどもれる世の中へ


第40回セミナーコンテスト東京
日時:2020年10月4日(日)14時~17時
開催方法:ZOOMにてオンライン開催
オブザーバー参加募集中!



当記事のリンク

本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

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