吃音を持つ子供達へのサポートって何が必要⁉️
さて、先日、私のTwitterにてこのような呟きを投稿しました☝️
大人とは違い、吃音を持つ子供に「どもっても気にするな!」と自分で乗り越えることを強いるのは酷💦
— 阿部 祐児@吃音研修講師/ドモラー (@ABEBE001) 2020年8月11日
子供達には心理的安全性を担保した安心できる環境が必要☝️
のびのび学んで欲しい👏
こちらの投稿に対し、思った以上に沢山の反響をいただき、とても大切なお話だなと改めて感じました😌
Twitterだと内容がいずれ流れてしまうので、ブログに書き留めておきます✍️
目次
吃音を持つ子供達と吃音を持つ大人。同じ対応でいい?
まずは吃音を持つ大人へのサポートについて考えてみましょう。
現在行われているサポートとしては、大きく2つに分けると「症状を改善するトレーニング」「吃音と上手く付き合っていく心持ち」があるかと思います。
前者は主に医師や言語聴覚士の先生の元で行われ、後者は主に言友会をはじめとした自助団体がサポートしています。
しかし吃音を持つ全ての方がこのようなサポートを受けているわけではなく、症状の度合いや周りに専門家がいない、予約が取れないなどの理由で特に前者のサポートを受けていない方はとても多いのではないかと推測しています。
となりますと多くの方は自助団体でサポートを受けるか、何もサポートを受けていないかという環境になります。
今はSNSで吃音について情報共有される方が本当に多いので、そういった情報を元に吃音と向き合われる方が多いのかなと思います。
SNSで発信されている吃音と上手く付き合うコツとして発信されている内容は「どもっても気にしない。自分らしくいる。」というものが多いですね。(私もこのスタンスで発信しています。
吃音を持つ方自身がどもることに対して抵抗感を減らすことが出来れば自ずと吃音に対するストレスが減っていき、生活の質を上げることが出来るのではないか。
基本的には"本人の心持ち"が重要になる考え方です。
言い方を変えると、"本人の努力に依存する"とも言えますね。
さて、ここで本題ですが、これを吃音を持つ子供達にそのまま当てはめることができるでしょうか?
子供達自身の努力によって吃音と向き合わせることが出来るでしょうか。
私の答えはNOです。
特に小学生から中学生の子供達に対し、自分の努力に依存するようなサポートは酷ではないかと思います。
吃音と真正面から向き合うにはある程度の心の強さが必要だと思います。
私自身の経験ですが、小学生や中学生の心の成長途中の時期に「自分の心持ちだ!」と言われたとしたら途方に暮れたと思います。
子供達に対して大人と同じサポートをしようとすると、"まだ"酷ではないかと私は思うわけです。
吃音を持つ子供達には環境整備が何より大切
では、吃音を持つ子供達にはどのようにサポートしてあげればいいのか。
こちらに関しては菊池先生をはじめ、既に沢山の書籍が出版されておりますが、その中でも度々推奨されているのは"環境を整える"ことです。
学校の環境、家庭の環境など子供達が関わる環境の中で吃音をサポートしていくことになります。
つまり、吃音を持つ子供に関わる大人達が吃音について知り、子供達にとってどうしてあげることが必要なのかを考え、実践していくことがとても大切になるのではないでしょうか。
例えば学校の先生、お父さん、お母さん、友達のお父さんお母さんなど周りの大人たちが協力してサポートする。
そうすることで子供達の中で心理的安全が保たれ、いずれは吃音に大きなストレスを抱えなくて済むようになるかもしれません😌
そのために我々大人たちは、吃音のことをしっかりと知り、子供達の声をしっかり聞くことが必要であると私は考えます☝️
吃音を持つ大人と同じ一律的な対応ではなく、子供達に関しては"環境"に目を向けてサポートして参りましょう☺️
安心してどもれる世の中へ
本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
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