どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

文献を読もう!①

おはようございます!

子供が進研ゼミを始めました。

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今こんな方式になってるんですね!

確かにホンマでっか!?TVでは紙とタブレットの学習効率は同じって言ってましたし、本人が楽しく勉強するならいいか。。。ゲームと勘違いしてるみたいですが💦

しばらく見守っていきます!

 

 

さて、今日は吃音にちなんだ文献を紹介したいと思います。

この頃、ちゃんと吃音と向き合いたい!と奮起し、文献も読み始めた次第でございます。

 

きちんとした知識をつけて、吃音を持たない方にもきちんと理解してもらいたい活動をきちんとしていきたいです☝️

 

今日の文献

【歴史的事実を踏まえた吃音の正しい理解と支援】

著者:九州大学  菊池 良和先生

https://www.jstage.jst.go.jp/article/shonijibi/35/3/35_232/_pdf/-char/ja

 

これは日本小児耳鼻科学会で開催されたセミナーの内容ですね☝️

 

要旨

吃音に対する姿勢として、これまでの「吃音を意識させない」「吃音は親や環境が悪い」「ほっとけば治る」という吃音と向き合わない姿勢から,180度変わって,吃音と向き合う・うまく付き合っていくことが主流となっている。

成人になっても人口の1%存在しているからである。

吃音の ある子どもの味方となれる医師やセラピストが必要であり,それには幼少時からの周囲に丁寧な正しい吃音の知識の普及が必須である。

 

3つのポイント

  1. 吃音者は左半球の機能的・構造的低下があり,右半球で代償的な過活動が見られる
  2. 吃音を治すことに時間を使うのではなく、どもったまま,今の吃音のまま社会参加をする
  3. 吃音のある子の正しい接し方のポイントは, 「どもっていても話し終わった後に,復習して あげる(おうむ返し)」で十分である。

 

 

私がまだ子供だった時、吃音に対して様々な事が言われていましたね。

  • ゆっくり話せばいい
  • 焦るからどもる
  • 気にしすぎ   などなど、、、

 

その当時は言われた事を全て間に受け、でも症状は治らず、どうしたらいいか途方に暮れていた時期もありました。

人と話すのが本当に嫌いでしたね。

今となってこういった文献などを目にして、これまで言われてきた事はほとんど科学的に証明されていなかったと分かり、とても安心しています。

 

こちらの文献にも書かれている通り、吃音が脳の活動のバランスが崩れている事が原因で起こっているとすると、治す治すと焦るより、一層の事上手く付き合ってしまった方が前向きかも知れませんね。

 

最近そんな事を思いながらブログやらSNSを始めてみました😆

 

もっと研究が進み、吃音が起こる理由が具体的になり、それに対する対応も確立してくれる事を祈っています!

 

それと同じくらい、吃音を持たない方にきちんと認識してもらい、ドモラーがどう対処して欲しいのかを広めたいと思います🙏

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️