温かい吃音本『保護者の声に寄り添い、学ぶ 吃音のある子供と家族の支援』をオススメしてみた‼️
皆さん、ドーモです🖐
30年間明るくどもり続ける吃音研修講師の阿部です🙇♂️
今日は、最近読んでとても気に入っている本についてオススメしてみたいと思います♬
その本はコチラです‼️
『保護者の声に寄り添い、学ぶ 吃音のある子供と家族の支援』
この本の印象を簡単にお伝えすると、吃音を持つお子さんについて悩む保護者の皆さんに温かく寄り添ってもらえる優しい吃音本です✨
読んで欲しい方
まずは誰に読んで欲しいのかです☝️
もちろん、第一は吃音のあるお子さんを持つ保護者の皆さん‼️
この本は保護者の皆さんが必ず持つ疑問の全てに優しく答えてくれる本なのです👍
吃音の子供を持ちながら自らが当事者でもある私が読んでも「なるほど!」「こうすればいいのか!」の連続で新たな発見を沢山見つけました✨
そして、学校の先生や会社のマネージャー、人事部の方々にも読んでいただきたいです👏
100人に1人が持つと言われる吃音。
学校だと1学年に1人、会社だと規模が大きくなればなるほど吃音を持つ方も増えていく。
つまり、上記に該当する方は吃音を持つ方と接する確率が十分に高いと言えます。
なので、「吃音の方はこういう所で困るのか。」「こういう配慮をしてあげると安心して過ごせるんだな」ということを是非知っていただきたいのです👏
知っていただけるだけでも当事者としては救われた気持ちになります☺️
そして吃音を持つ当事者自身も読んで損はない内容だと思います‼️
この本の内容はあくまで保護者向けに構成されており、当事者が読むことで吃音を客観的(他人目線)に見ることが出来ます。
きっと我々の生活の助けになるヒントが見つかるはずです♬
内容の紹介
この本について素晴らしいと思った点が2点あります✌️
まず1点目は保護者の疑問に答えるQ&A形式で1つ1つの疑問を解消してもらえる構成になっている点。
2点目は当事者・保護者・専門家などの生の体験談がたくさん入っており、ストーリーで吃音支援を体験出来る点です👍
この本の最も読みやすく、親しみやすい点は、Q&A形式である点です。
まるでカウンセリングを受けているみたいに、保護者が必ず持つであろう疑問に対して堅田先生や菊池先生といった著名な専門家が的確に答えていただけます。
決して保護者を否定することなく、時に優しく意見を受け止め、しっかりと行動に促す。
文章の中には先生方の優しさが溢れ、"寄り添ってくれている"感覚を得ながら読み進めることが出来ます。
取り上げられている質問も、吃音の始まりからカミングアウトや治療、合理的配慮までお子さんの成長と共に生じる疑問に丁寧に答えてくれています。
そして、要所要所に挟まれるストーリー。
当事者から保護者、教員、言語聴覚士まで様々な視点からみた吃音支援の体験がストーリーとして自分の中にスーっと入ってくる。
共感度が非常に高くなります👍
支援される方の熱量も伝わってきて、自分の活力にもなる気がします💪
まとめ
吃音を啓発したり、具体的な支援を教えていただける本はたくさんあると思います。
お子さんへの支援についてはこれ一冊で網羅出来る‼️と言い切れるほど充実した内容です。
吃音について何か困った事があればまずはこの本に相談してみる。
少なくとも私にとって生涯の相棒になるだろう本だと感じています😌
この本を通じて、1人でも多くの吃音を持つ方々が安心してどもっていけるようになると心から嬉しく思います👏
安心してどもれる世の中へ
本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
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