【きつおんガール】"吃音"に不安を抱える全ての皆さんに是非読んで欲しい吃音入門‼️
皆さん、どーもです🤚
30年間明るくどもり続ける研修講師の阿部です🙇♂️
さて、本日は吃音(きつおん)に関するとてもいい本を紹介したいと思います☝️
これです‼️
【きつおんガール】
著:小乃おの
解説:菊池良和
合同出版
吃音当事者でありながら社会福祉士を務める小乃さん。
吃音の自覚から学生時代の苦労、1度おさまった吃音の波の再燃、吃音との付き合い方や吃音を持ちながら働くために大切なことへの気付きなどが描かれています☝️
とっても可愛い漫画や風船を使った分かりやすい吃音症状の表現などが満載で、初めから終わりまで一気に読み終えてしまいます✨
具体的な内容については本を読んでいただくとして、この記事では個人的に良かった点を紹介します👍
本を読んだ直後にテンションが上がって、思わずオススメポイントをTwitterに投稿しました🕊
一気に読了📖
— 阿部 祐児@吃音研修講師/ドモラー (@ABEBE001) 2020年9月7日
良かった点を挙げます☝️
✅ストーリーで理解しやすい。
✅自分も同じ経験をしている=共感度が高い。
✅言い換えやプレゼンなどテクニックが実践的。
✅大切なのは「伝える」「想いやる」ことだと気付かせてくれる。
保護者の方にも是非読んで頂くことをお勧めします♬#きつおんガール
ここで挙げたポイントを詳しくお伝えしますね😊
ストーリーで理解しやすい
ここは漫画の強みですね‼️
小乃さんの成長と共に生活の中で吃音症状がどのように出てしまい、どこで苦労してしまうのか。また、どのように乗り越えていったのかがスーっと頭の中に入ってきます☝️
そして女性だけ分かる!という目線ではなく、男性当事者である私でもほぼ全てのストーリーが「分かる!」になっていますね☺️
吃音って見えにくい症状なので、文章だけではどうしても伝わりにくいのですが、ストーリーと絵で表現することによって、当事者でなくてもイメージしやすいのではないでしょうか☝️
共感度が高い
【きつおんガール】は小乃さんの人生に沿って展開されていきます。
学校(小中高校、大学)、アルバイト、仕事と大きく3つの物語が展開されるのですが、私もまさに同じ経験をしていました。
そう、"あるある"の宝庫なのです‼️
つまり、吃音当事者なら誰もが経験する悩みや苦労を先取りや共感できるということですよね☺️
就学前のお子さんが読むとすると、事前にこういう苦労があるかも知れない。ということを知っておくだけでも気持ちの整理が出来ます。
今まさにつらい想いをされている方にとっては「自分だけじゃない」と勇気をもらうことが出来ます。
なかなか周りに理解されにくい吃音を持つ我々にとってそっと寄り添ってくれる本になっているのではないでしょうか😌
テクニックが実践的
ここは1番驚きました‼️
小乃さんが実践されているうまく話すテクニックや学校での発表や職場でのプレゼンなどで上手く話すポイントがとっても分かりやすくて実践的✨
実際、私も常に意識している点がたくさん紹介されており、自信が持てましたね💪
菊池先生が解説されているので、専門家のお墨付きという安心感☺️
具体的な方法を知りたい方は是非読んだ方がいいです👍
大切なのは「伝える」「想いやる」
小乃さんが苦労に苦労を重ねて辿り着いた1つの結論ですね。
症状に囚われるのではなく、相手に何を伝えたいかに集中する。そして相手が何を求めているか想いやる。
これ、文字で言われると「確かに!」と思うのですが、私生活の中で心から想うのってなかなか難しいと思うのです☝️
どうしても目の前の苦労や悩みに意識がいってしまう。
なぜ自分だけ?と思ってしまう。
でも、「伝えること」や「想いやること」に心から集中すると、驚くほど楽になるんです😌
私も経験しています。
正直この本を読んだからといってすぐに気持ちが切り替えられるわけではないかもしれません。
でもね、1つの目指すゴールを知っておくだけでも前に進みやすくなるはずなんです☝️
【きつおんガール】はそんな皆さんをそっと支えてくれるはずです☺️
是非読んでみて下さい📖
安心してどもれる世の中へ
- 作者:おの, 小乃
- 発売日: 2020/09/03
- メディア: 単行本
本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
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