どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

プレゼンする時に言葉はそれほど重要じゃない⁉️

皆さん、どうもです!

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師の阿部です。

さて、今日はこの書籍から学び、吃音ライフに役立つ情報をお届けしたいと思います。

世界のトップリーダーのプレゼンテーション技術

ダボス会議にみる世界のトップリーダーの話術】
東洋経済新報社


まず、本著で取り上げられているのは「ダボス会議」で行われているプレゼンテーション。

経済にあまり詳しくない私の頭の中では??です。

「毎年一月、スイスの国際的リゾート地・ダボスに、政界、財界、官界、学界、市民団体、文化人、宗教者など、世界のトップリーダー二五〇〇名が集まり、様々な会議を行う。それが「ダボス会議」」である。


何だか凄そうな会議ですね。


我々の想像を遥かに超えた世界であることは何となく分かります!

「このダボス会議とは、ある意味で、「世界のトップリーダーの品評会」でもある。」

つまり、このダボス会議では、世界のトップリーダー達が集まり、パネルディカッションやプレゼンを繰り広げる。


そして参加者も世界のトップリーダーであり、参加者達はプレゼンターが何を示すのか。どのようなビジョンを伝えるのか。「値踏み」するということなのです。


つまり、プレゼンテーションの世界大会なわけですね!!


本著では、その世界のトップリーダー達のプレゼンテーションの15の技術について書かれています。

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言葉によるメッセージ」は二割

この記事は書評ではないので、いきなり結論からいきましょう。

プロフェッショナルのスピーチや討論などにおいては、「言語」の比重はもう少し大きく、「言葉によるメッセージ」として伝わるのが「二割」、「言葉を超えたメッセージ」として伝わるのが「八割」であろう。


これは驚きです!


プレゼンテーションにおいて大切なのは、「言葉」ではなく、「言葉を超えた」メッセージというのです。


つまり、「言葉」によるメッセージは議事録や資料を見れば分かるため、聴衆が期待していることは「言葉を超えた」メッセージから伝わるプレゼンターの「人間性ということのようです。

言葉を超えたメッセージとは

本著ではこのように述べられています。

スピーチや討論においては、「姿勢」「表情」「眼差し」「身振り」「仕草」「声の質」「リズム」「間」「余韻」など、「言葉を超えたメッセージ」によって伝わるものが、かなりの比重を占める

なるほど!

「言葉を超えたメッセージ」と言われると抽象的なので何だか難しそうでしたが、姿勢や表情、眼差し、身振りや仕草など、「振る舞い」のことを言っていたのですね!


つまり、プレゼンテーションのプロフェッショナルは「言葉」よりも「振る舞い」によって聞き手を納得させ、行動に導いている。ということなのですね!

世界トップリーダーのプレゼンテーションスキルは吃音当事者にとっては"眼から鱗"

ここが1番伝えたい所です。


吃音を持つ我々は、日頃のスピーチやプレゼンで何に気を遣っていましたか?


「言葉」です。


言葉をスムーズに話すことが出来ないため、一層「言葉」に対して神経を使ってしまうことは多々あります。


つまり、苦手なことで必死にもがいているのですね。


しかし、本著を読むと、プレゼンの本質は「言葉以外」です☝️


言葉はスライドや配布資料、また後ほどメールで送ることも出来ます。


しかし、「姿勢」「表情」「眼差し」「身振り」「仕草」「声の質」「リズム」「間」「余韻」はその場、その本人でないと伝えることが出来ないメッセージとなります。


さらに、聞き手からすると、心を動かされるメッセージの八割が言葉以外のメッセージなのです!



とすると、吃音当事者である私たちはプレゼンテーションにおいて、言葉を準備する比率を大幅に下げ、言葉以外のメッセージ、「振る舞い」を磨くことに時間をかけるべきではないでしょうか。



むしろ得意分野ですよね!!



なので、これから発表やスピーチをする機会がある吃音当事者の皆さん。



どう振る舞えば聞き手に伝わるのか。



ここをしっかり考え、準備して参りましょう💪



安心してどもれる世の中へ



本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

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