吃音症状と上手く付き合うため〜小さな成功体験は宝物✨〜
この度は当ブログ【どもれども どもれども】にお越し頂きありがとうございます!
吃音研修講師の阿部と申します🙇♂️
吃音(きつおん)という、どもってスムーズに話せない症状を持ちながら、200人の社員の前で堂々と研修をする日々を過ごしております👨🏫
初めてこのブログに訪れていただいた方もいるかと思いますので、まずはこちらの記事を読んで頂きたいです👏
吃音について知って頂きたい全ての事を書きました✍️
⬇️ここからが本文です
さて、本日はタイトルにあります通り、吃音と上手く付き合うためのコツについて書いてみます✍️
当事者の方は感じられていることかと思いますが、ある日突然吃音が全くなくなった!のような夢のような状況をゲットされる方はほんのごくごくひと握りで、その他多くの方は吃音と共に人生を歩んでいくことになるのかなと、私は考えています。(症状が軽くなったり、トレーニングで少し改善することはもちろんあるようです!)
とすると、吃音を持ちながらQOL(生活の質)をどれだけ高く保てるかが大切になってきますよね☝️
吃音を持ちながらQOLを高く保つために様々なポイントがあるかと思いますが、この2日間で経験したことが私の中でとても深い学びになったので、是非皆様にもシェアしたいとすると思います✨
伝えたいメッセージから先に言いますと、吃音を持ちながらQOLを高く維持するためには、"小さな成功体験をコツコツ積み重ねる。"ことが大事だと言うことです‼️
これは何も新しい見解ではなく、今まで多くの方が気付き、伝え続けてきたメッセージであります。
ですが、吃音の波のど真ん中にのまれてしまっている状況だと目の前の吃音症状で頭がいっぱいになり、ついつい忘れがちになってしまいます💦(私も日頃何度も経験します。)
ちょうどこの2日間、まさにこのメッセージがその通りだな‼️と思う出来事がありましたので、お話させていただきます😌
2日前の7月28日、私は研修の仕事として200人の社員を対象にWEB研修でプレゼンに挑戦しました。
プレゼンの内容が不得意で、入念な準備も出来ていなかたった事もあり、プレゼン中に何度も強くどもってしまうことを経験しました。
研修の仕事を5年続けている中でトップ5に入るどもり方だったので、私はひどく落ち込みました。。
日中も仕事が手に付かず早めに仕事をやめ、家族との時間をゆっくり過ごすことに。
その夜、久々に子供たちに絵本を読むことをお願いされ、午前中の失敗を取り戻そうと気合を入れて臨みましたが、まともに絵本も読めず、泣く泣く断念する事態に。。。
⬇️詳しくはこちらの記事を読んでみて下さいください。
【失敗談】吃音パパ、本読めなくてごめんね。 - どもれども どもれども(吃音体験ブログ)-stuttering,stuttering- https://t.co/znTdp7L6NQ
— 阿部 祐児@吃音研修講師/ドモラー (@ABEBE001) 2020年7月28日
これは1度経験した失敗イメージを引きずってしまい、その後も後遺症的にじわじわ嫌な感覚を持ったまま過ごしてしまう例ですね💦
負のスパイラルって奴です。
しかし、昨日の体験から状況が一変します☝️
昨日は3年ほどお世話になった上司が退職されるということで、リモート送別会を行いました。
上司の方には私の仕事面はもちろん、吃音を含めた内面までしっかり受け止めていただき、本当に感謝の気持ちで一杯でした。
最後に感謝の気持ちを口頭で伝えたのですが、伝えたいことにしっかり心を込めて集中出来たために、全くどもらず最後まで言い切ることが出来ました✨
⬇️詳しくはこちらの記事を読んでみて下さいください。
このブログ記事に書いたことをまた経験することができた。
— 阿部 祐児@吃音研修講師/ドモラー (@ABEBE001) 2020年7月29日
心から送りたいメッセージは吃音を超える。
お世話になった上司へのメッセージ😌 https://t.co/wOBR3DWzZw
この経験は私の中で小さな成功体験として心を浄化し、とても穏やかな気持ちで今を過ごせています。
つい1日前まで呑まれていた不安感は全くなく、少しぐらいどもってもいいや!とまで思えるほど回復しています☺️
経験して改めて思いました。
吃音を持ちながらQOLを高く維持するためには、"小さな成功体験をコツコツ積み重ねる。"ことが大事です‼️
大きな成功を望まなくてもいいと思います。
普段避けるメニューを言ってみた。
レストランで自分の口で注文できた。
など身の回りで出来るちょっとしたチャレンジを繰り返していくことで小さな成功体験を積み重ねていけると信じています☺️
我々にとって「言えた!」は宝物なのです✨
安心してどもれる世の中へ
本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
今回の記事を読んで、ちょっとだけ「いいな。」と思っていただけた方は、ポチッとお願いします☺️
にほんブログ村