どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

しゃべる仕事

おはようございます。

ブログを始めて1週間が経ちますが、沢山のリアクションをいただき驚きと感謝で充実した日々を過ごさせて頂いております。

 

相変わらずどもりは絶好調ですが笑

今は周りの皆さんに恵まれ、どもりを良い意味でいじっていただき、ストレスフルな職場を和やかにさせる事にほんの少し貢献が出来ている。。。と勝手に思い込んでいます笑  思うのは自由なので笑

 

さて、本日は私の仕事について思う事を書いてみたいと思います。

 

今私の仕事はマーケティングです。それも今年の10月からで、それまでは2年ほど研修の仕事をしていました。

 

どちらも"人前で話す"仕事ですね。

話すどころか、理解してもらったり、メッセージを伝えたりとより高度な伝える技術が必要になる仕事ですよね💦

 

では何故、ドモラーである私がわざわざこのような仕事を選んだのか。

この機会に改めて考えてみました。

 

答えはおそらく、「ドモラーとして話す仕事がどこまで出来るのか」「自分の限界は何処なのか」を知りたかったからだと思います。

 

元々人と接する事は苦手ではなかった(得意でもありません笑)ですが、話す事となると、また仕事で話す事となるとどうしても気が引けていました。

 

なので大学の頃は必死に勉強して研究者のような自分の世界の中で仕事が出来ればいいな〜と何となくのイメージをしていましたね。

 

でも、どうしても気になるんですよね。

どもりに関してはコンプレックスの塊なので、何をするにしても「どもってしまうから」という考えがぽろぽろぽろぽろ浮かんでしまうんです。

 

でもね、いざ社会に出るとなった時に、このままず〜っとどもりを避けていくのもいいけど、一回ぶつかってみようかなという気持ちになったんです。

 

これはその時一生懸命聴いていたレゲエという音楽の影響ですね。

「一度きりの人生、好きな事を思い切り」と歌う曲が多かったので、めちゃめちゃ影響されていました。

僕にとっては好きな事を思い切りよりも、苦手な事でも思い切りの方を選び、結果どもりを好きになれたらいいなと思ったんだと記憶しています。

 

そんなこんなで営業職に行く事となり、研修、マーケティングと環境に恵まれ経験出来る事となりました。

具体的な仕事での経験は別の機会に書きたいと思います。

 

最後にお伝えしたいのは、ドモラーとしてしゃべる仕事を通して、私なりに教訓としているのは2つです。

 

1つは、準備を入念に行う  です。

 

ドモラーでない方でおしゃべりの上手い方は練習しなくても湧き水の如く言葉を生み出していかれますが、私達にはどうしても困難です。

少なくとも私には無理です。

私がどもる時って、単純に言葉が出てこないこともかなり多いですが、『考えてから言葉にして口に出すまで』の時間が結構長くかかってしまうなと感じています。

セリフを考え→文章にし→言い慣れるまで練習する  事で、『考えてから言葉にして口に出すまで』の時間を省略出来るではないかと考えています。

発表する言葉をどうにか言い慣れるために通勤電車の中で小さい声でずっとブツブツ言っています。完全に怪しい人に見えますね笑

 

2つ目は、簡単な言葉でシンプルにまとめる  です。

どれだけハキハキと話せたとしても、だらだら長い説明って聞いてる方からすると全部覚える事は無理ですし、人の記憶って意外と容量が小さいんですよね。

なので、ちょっと足りないかなくらいで説明をとめて、どうしても覚えて欲しい事だけを話すようにする。

ドモラーとしても話す言葉が少なければ少ないほど楽ですし心に余裕が出来ますよね。

ほんっと人って意外と話を聞かないし覚えないんですよね笑  それを逆手に取っちゃいましょう笑

 

こんな感じでドモラーとして私なりに日々楽しく奮闘しております!!

お陰様でまだドモラーの限界までは来ていないので仕事を続けられそうです笑

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし宜しければ、コメントやリアクション、お気軽にお願いいたします🤲