どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

どもりの思い出①

おはようございます。

思い立ってブログを始めて5日目にして200名の方に読んでいただく事が出来ました。

大切なお時間を少しでも割いていただき感謝しかないです!

 

昨日は大事な仕事の話で上司にかなりどもってしまいましたが、相変わらずちゃんと最後まで聞いてくれます。。。あざっす!

つくづくどもりメーターの上がり方は不意打ちだなと痛感する1日でした。

 

今日も楽しんでどもりましょう!

 

さて、本日は1つどもりの思い出を書いてみたいと思います。

本当に小さな何気ない思い出ですが、私にとってはし〜っかり記憶に染み付いているエピソードなので、我慢してご覧下さい笑

 

あれは中学生の時でしたね。確か1年生でした。

同級生Tちゃんと両想い(今では死語?)となり、初めて付き合う相手が出来ました。

結果としてTちゃんとは中学卒業までずっと付き合いました。(ウブだったので3年間、ただただ一緒に学校から帰っただけという笑)

 

付き合い初めのある日、学校が終わって、一緒にTちゃんの家まで帰る事に。

思い返すと、どもるからなのか緊張からなのか今でも不明ですが、帰る間ほぼ無言で歩き続けました。

頭の中も真っ白。何も思い浮かばない、地獄なのか幸せなのか分からない時間がゆっくりと過ぎていきましたね笑

 

Tちゃんの家のちょっと手前で、

 

Tちゃん「もうここでいいよ。また明日ね」

 

私の頭の中「これはドラマか何かで見たぞ。『心配だから家まで送っていくよ』って言えばいいんだな!」

 

ここぞとばかりに優しい男を演じようとした私。

しかし、、、

 

私「し、し、し、し、、、、」

 

出た〜!どもりメーターマックス〜!!

慣れない言葉を格好つけて言おうとした天罰が下りました笑

 

Tちゃん「じゃあ、また明日ね」

 

私「あ、し、し、し、し、、、、明日ね」

 

やってもうた〜。。。今日の1カッコつけを逃した〜。。。

 

あの頃は格好つける事しか考えていなかったので、ちゃんと格好つけられなかった私は後悔とと共に自宅までとぼとぼ帰る事に。

 

しかしまた閃きました。

 

送っていった後にフォローの電話をして、優しい男をアピールしよう!(本当に姑息な手ばかりを考えていたものです笑)

 

あの頃は固定電話しかない時代なので、Tちゃんの親が出てしまったら受話器を置いてしまおうとしょぼい事を考えながら電話番号をプッシュ。。。

 

プルルルル、、、プルルルル、、、

 

Tちゃん「はい、もしもし」

 

ラッキーです。1発で出ました!

 

私「あ、あ、あの、阿部です」

 

第一関門、名前はクリア!

 

Tちゃん「阿部くん、さっきはありがとうね」

 

よし、ここでさっき言えなかったやーつを出すぞ!!

『次は家まで送っていくよ』

 

私「あ、つ、つ、つ、つ、、、、」

 

忘れていました。

 

私の最大の天敵、、、

 

タ行でした!!

 

私「あ、た、そ、た、つ、、、、」

 

気付いた頃にはパニックでした💦

こうなったらタ行どころか何もかも言えません。

どもりメーターもオーバーヒートです!!

 

Tちゃん「、、、、電話ありがとね。また明日ね!」

 

察してくれましたね笑

今思えば本当にいい子ですね!

 

そんなこんなで何も格好つけられないまま悶々とした中学生活を過ごしたわけです。

 

今からタイムスリップしたらもっと格好いい事が。。。無理かな笑

 

この調子なので高校卒業まではほとんど女子とちゃんと話す事はなかった記憶があります。

 

もったいないですな!

 

かといって今はイケイケって事も全くなく、冴えないおじさんと化してきております。

もちろん妻の前でも冴えないドモラーです笑

改めて一緒にいてくれて感謝!!

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

本当に取り留めのないエピソードですみません。

私にとっては結構インパクトあったのでご容赦下さい。。。

 

またちょくちょく思い出を書いていきたいので、暇潰しにまた遊びに来てください!