どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

吃音と聴覚障害の共通点

こんにちは🌞


先日投稿した、吃音にかける想いを綴った記事にかなりの反響を頂いております🙇‍♂️

⬇️記事はコチラから
吃音を持たない方へ〜吃音について知って欲しいこと〜 - どもれども どもれども(吃音体験ブログ)-stuttering,stuttering-


SNSでの「いいね!」や「シェア」「リツイート」など日頃お世話になっている方を中心に、拡散していただいている状況です。


この状況にただただ感謝すると共に、一人でも多くの方が吃音について、また当事者が求めていることについて知っていただけると本当に嬉しいです😊


さて、そんな中、以前よりSNSで情報交換をさせていただいていた【Silent Music MG】を主催する髙橋さんの聴覚障害についてのご講演を聞きに行って来ました👏

⬇️Silent Music MG facebookページ
Silent Music MG


「吃音と聴覚障害は似ている所がある」とSNSのフォロワーさんから伺っていたので、もっと具体的に知りたい‼️と思い立ち、参加してみたのです☺️


普段は吃音を啓発する側なので、啓発される側の立場を経験できるのも興味があった所ですね😉


では、簡単ではありますが、ご講演の内容と私が感じた点をご紹介していきます👍



-目次-

聴覚障害の情報保障について

会場に入った時にまず驚いたのは、その講演スタイル。


UDトークというアプリを使い、髙橋さんが話す内容をリアルタイムで字幕化するというもの。


その認識精度はかなり高く、さらにスタッフさんが字幕のズレをアプリ上で修正していくので、ほぼ100%内容を理解できるレベルで字幕化されていました。


アプリはここまで進化していたのか‼️と衝撃を受けました🤣

⬇️UDトークアプリはコチラから(無料)
https://apps.apple.com/jp/app/ud%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25AF/id666188441


講演のメインテーマは聴覚障害者への情報保障」


聴覚障害者への情報保障」とは、日常生活やイベント、コンサートなどで聴覚障害の方は音から情報を得ることが出来ないために、字幕や手話、筆談などで情報を積極的に伝え、空間を共有出来るようにする。というものです。


この空間を共有するという事がとても大事なのだそうです☝️


健常者からすると、何気ない会話や雑談までその場にいる聴覚障害の方に伝える必要はないのではないか。とつい考えてしまいます。思い返せば私もそうでした。。。


ところが、聴覚障害の方は、雑談こそが一番やりたい事なのです‼️


もっと周りの方と積極的にコミュニケーションを取りたい。みんなと一緒に笑って話をしたい。と心から求められているそうです。


なので我々が話をしている中で、もし聴覚障害の方に「今何て言ったの?」と聞かれた場合、「いや、何でもないよ」と悪気なく流してしまう事はご本人にとっては置いていかれたととても寂しく辛い気持ちになってしまうそうです。


なので聴覚障害の方への空間の共有とは、ご本人の周りで発生する"音"や"声"を出来る限り忠実に把握できる環境を作る事である。と私は理解致しました☝️


先程ご紹介したUDトークアプリを使う事で、簡単にその環境が作れますね☺️


後はチャイムやサイレンなど言語化出来ない音は積極的に聴覚障害者の方に伝えられるようにしたいと思います😊

吃音と聴覚障害の共通点

さて、今回のイベントを通じて吃音と聴覚障害の共通点を改めて考えてみました。


それは、コミュニケーションの障害です。


吃音の場合、相手の話を聞く事は出来るけど自分の気持ちを言葉で伝える事が苦手なため、双方向のコミュニケーションが満足に出来ない。という悩みを抱えています。


聴覚障害の場合は先ほど示したように、周りの配慮がなければ会話を聞く事が難しく、やはり双方向のコミュニケーションが難しい。


また、どちらも"言葉を伝える"事が不自由なので、お店で好きなものを注文出来ない。などのハードルを日々抱えながら生活する事になります💦

まとめ

今回は聴覚障害を啓発される側として勉強させていただきました。


髙橋さんのご講演は具体的なエピソードをたくさん交えてお話いただいたので、イメージしやすく、自分が取るべき行動も容易にイメージする事が出来ました👍


これはとても大事な事で、基本的に啓発される側は直接自分が困るわけではないので、積極的に情報を仕入れにはいかないですよね。


なので「自分にも関係する」もしくは「周りに知らせるべき事」と思ってもらう仕掛けを用意する事が必要なのだと感じました☝️


また、髙橋さんは手話をエンタメ化するというとてもユニークで壮大なビジョンを持たれています。


聴覚障害を持つ方はもちろん、健常者も手話を楽しめるようになると本当にエンタメ化する事は可能だなと夢を感じました☺️


微力ながら応援する事が出来ればと思っています📣


吃音と聴覚障害のコラボレーション。


実現したい新たな目標が出来ました💪


本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️