『練習不足では?』久々に経験した吃音の辛さ。。
皆さん、どーもです✋
30年間明るくどもり続ける社内研修講師の阿部です。
昨日、仕事でプレゼンをする機会がありました。
いつものように入念に準備や練習をし、万全の状態で挑んだつもりでした。
しかし、研修後のアンケートにはある社員の厳しい反応が。。。
吃音で何を言われても大丈夫と思っていた自分。
しかし、この反応に悔しい、悲しい思いを感じずにはいられませんでした。
この後にもう少し詳しく書きますので、読んでいただけるとうれしいです。
私は今、社内研修講師の仕事をしています。
コロナ禍なので、リモート環境下でのプレゼンテーションがメインの仕事となります。
毎月100名を超える社員に対して知識を学ぶ研修を実施しています。
そういった中、昨日は私にとってはいつもよりハードルが高い研修にチャレンジしました。
1度の研修で、40分間のプレゼンテーションを2回行うというものでした。
さらにプレゼンする内容に吃音を持つ私にとって言いにくい用語が散りばめられており、言葉という面から見てもハードルが高いものでした。
しかし、これまで何度も同じような場面をこなしてきた私はやる切る自信がありましたし、上手く伝えるためにいつも以上に準備と練習に時間を費やしました。
1枚1枚のスライドに話す内容をまとめ、吃音症状が出ても伝えること自体に集中出来るように準備。
そして、研修の3日前から毎日最低3回はロールプレイを実施。
当日は朝5時に起き、2回通しで練習を実施。
これが私のプレゼン前のルーティンです。
もちろん今回も気を緩めることなく準備と練習に励みました。
そして、当日、無事に最後までやり切る事が出来ました。
計80分間の中で5分に1回のペースで強くどもりましたが、自分の感覚としては社員の皆さんに内容は伝わったのではないかと思っていました。
そしていつも心臓をドキドキさせながら確認する研修後アンケート。
ある社員の言葉が目に飛び込んできました。
「厳しい意見ですが、練習不足では?緊張していたのでしょうか?」
正直ショックでした。
5年間社内研修講師を続けてきて、ここまでのコメントをいただいたのは初めてでした。
確かに日頃の研修よりはどもる回数が多く、強さもありましたが、ここまでの印象だったか。。。と。
アンケート全体で見ると「分かりやすかったです!」というコメントが多かったため、特にこのコメントを書かれた社員さんにとって私のプレゼンが気になってしまったのだなと解釈しています。(真摯に受け止め、改めて準備と練習に励みます!)
しかしながら、最もショックだったのは、吃音でどもった事を練習不足と言われショックを受けてしまった自分自身に対してです。
過信かもしれませんが、私は吃音によって生じるあらゆる困難を乗り越えてきた。
もう吃音で落ち込むことはない。
と、どこかで思っていました。
しかしたった一つの厳しいコメントにここまで落ち込ませられるとは。。。
私の吃音はまだまだ終わっていませんでした。
解決していませんでした。
悔しいです。
でも、私はくじけません💪
これをバネにして、吃音があっても伝えられるような講師を目指します❗️
今日は落ち込んでしまった話になりましたが、吃音のリアルを伝えたい気持ちもありました。
最後まで読んでいただき感謝です👏
安心してどもれる世の中へ
本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
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