吃音を持つ講師が大ヒット絵本『えんとつ町のプペル』をYoutubeライブで読み聞かせしてみました✨
皆さん、ドーモです🖐
30年間明るくどもり続ける研修講師の阿部です。
先日は自分にとって初の試みである、絵本のライブ読み聞かせにチャレンジしました❗️
私も子供も大好きな大ヒット絵本『えんとつ町のプペル』をどもりながらも心を込めて読み聞かせしました📖
この記事では、ライブ読み聞かせにチャレンジした想いとチャレンジ後の気付きについて書いてみます✍️
まずは実際のライブ読み聞かせ動画をご覧下さい⬇️⬇️⬇️
吃音(きつおん)を持つ講師が大ヒット絵本『えんとつ町のプペル』を読み聞かせしてみた!
何故読み聞かせをしようと思ったのか
ズバリ、どもっても物語や気持ちを伝えられることを証明したかったからです☝️
何か伝えたいことがある時、吃音を持つ私にとっては流暢な言葉で伝えることが出来ません。
でも、たとえ流暢でなかったとしても、心から気持ちを込めて話すことが出来れば伝わって欲しいし、伝わると信じています。
そこで今回、絵本の読み聞かせを通じて自分のメッセージを伝えたい。伝えることにチャレンジしたい。そう思い立ったのです😌
今回読ませていただいた絵本は映画も絶好調の大ヒット作『えんとつ町のプペル』。
この物語は私も息子たちも大好きで、よく寝る前に読み聞かせをしていました📖
この物語は夢を否定されても追い続けるルビッチとゴミ人間プペルの物語なのですが、私は自分の吃音体験にいつも重ね合わせてしまいます。
小さい頃から「何で変な話し方なの?」「いつも緊張してるの?」と自分の話し方を否定され続けてきた過去。
その苦しみに向き合い続け、今ではどもりながらも研修講師という仕事が出来るまでになれた現在。
えんとつ町のプペルを通じて、自分を信じ続ける大切さを伝えたい。
そう思い立ったわけです😌
今回のライブ読み聞かせで心がけたこと
今回の読み聞かせで私が心がけたテーマは"どもっても伝える"でした。
そのために、2つ心がけた点があります。
1つは、どもっても絶対に諦めず、気持ちを込め続ける点です。
日頃はどもってしまうとどうしてもその事実にとらわれ、言葉を立て直すことに意識が集中してしまいがちです。
今回は伝えることが目的なので、「どれだけどもっても気持ちの込め方はぶらさない。」そう心に決めました👍
2つ目は、絵本の言葉に拘りすぎず、出来る限り読みやすい言葉を使う。という点です。
作者の西野さんには怒られてしまうかもしれませんが、どうしても極度に言いにくく、必ずどもって詰まってしまうポイントが何箇所かあります。
もちろん、どもっても伝え続けることがコンセプトなので、どもってもいいのですが、極度にどもり過ぎると息が持たず疲れてしまうんですよね💦
そのために伝えたい気持ちが途切れてしまうことを防ぐために、今回は絵本の言葉に拘りすぎず、言い換えポイントをいくつか作りました。
例えば、「つぎの日」→「そしてつぎの日」というふうなイメージですね☝️
絵を見て聞いていただく分にはあまり違和感は無かったのかなと思っています😁
Twitterでいただいた感想
私自身、ライブ読み聞かせをやるにあたって、視聴された皆さんの反応が予想できず、本当にドキドキだったのですが、沢山の嬉しすぎるコメントをいただきました✨
是非紹介させて下さい☺️
- 阿部さん、読み聞かせライブ拝見しました‼️とっても良かったです👍
- 息子と一緒に観ました!ネタバレになっちゃうのでストーリーに触れられないけど、めちゃくちゃ楽しかった✨楽しいひと時をありがとうございました
- 阿部先生のプペルを聴いた直後、息子が突然プレゼントしてくれました。心に響くものがあったのだと思います。目がハート。読み聞かせで泣いて、プレゼントで泣いて。母ちゃんは忙しい🤣
- 凄く心に響きました。私も内容は知らなかったので最後号泣😭ありがとうございました!
- 人を引き込む読み方をされていて、凄いです✨そのチャレンジ見習います😊
- 拝聴させていただきました😆ちゃんと伝わっていますよ😉映画も観ていなかったので聞き入ってしまい、最後は泣けた😭ありがとうございました🙇
こう言った皆さんの反響を見て、「伝わったんだな。」と実感することが出来ました。
心から感謝です👏
ライブ読み聞かせにチャレンジした後の気付き
今回、吃音と音読という本来であれば避けたくなってしまうような状況にチャレンジしてみました。
やはり実感したのは、「伝えたい❗️」と本気で想い読むことが出来れば、どもったとしても聴き手の方がしっかり受け取ってくれる。という事です。
これは私にとって本当に最高の気付きになりました✨
しかし同時に、まずは自分が吃音を持っている点や、吃音についての理解をしていただく事も大切であると改めて実感しました。
今回ご視聴いただいたのはSNSなどで少なくとも私の吃音ことを知っていただいている方かと思います。
動画タイトルにも"吃音"という文字を入れ、あらかじめ認識していただけるよう工夫もしました。
あらかじめ自分の吃音のことを知っていただくことで聴き手の方も安心して物語に集中出来るのかもしれません。(あくまで私の想像の話ですが💦)
今後も、自分のチャレンジを通じて吃音について1人でも多くの方に知ってもらい、当事者の方に元気を伝えられたらと思います😌
参考リンク
『映画 えんとつ町のプペル』公式サイト | 大ヒット上映中!poupelle.com
吃音がある子供たちに学ぶことを楽しんでもらうためのオンライン学習塾スタッタリングスタディについては下記をお読み下さい✨
note.com
安心してどもれる世の中へ
本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
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