どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

傾聴ズームセミナーで受けた衝撃。。〜傾聴は話し手を救う〜

皆さん、ドーモです✋
30年間明るくどもり続ける研修講師の阿部です!


いや〜、、、衝撃を受けました。。


これまで思っていた"聴く"の概念がくつがえりました。。


そう、昨日は言語聴覚士堅田先生が主催される傾聴ズームセミナーに参加して来たのです。


このセミナーで学んだことがとても大きく、私のこれからの人生を転換しそうなので、忘れないうちにブログに書いておこうと思います✍️

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傾聴ズームセミナーについて

まず、こちらのセミナーについて大まかな概要は下記の記事を是非ご覧下さい☝️

セミナーのコンセプトや堅田先生について紹介しております。
abe-kenshu.hatenablog.com

セミナーの構成

傾聴ズームセミナーは、途中に昼休憩を挟みながら11時から16時30分の5時間30分に渡るセミナーでした。


申し込み当初は「結構長いなぁ。」「集中出来るかな。」と少し不安でしたが、あっという間に時間が過ぎ、「え!もう終わり⁉️」と思ってしまうほどでした🤣


そのあっという間感の正体は、研修の構成にあります☝️


全体の構成としては、下記のイメージでした。

【傾聴ズームセミナーの構成】
イントロダクション
⬇️
グループワーク(自己紹介)
⬇️
堅田先生の講義(傾聴のルール)
⬇️
グループワーク①
⬇️
グループワーク②
⬇️
グループワーク③
⬇️
全体で振り返り


時間の使い方としては、講義:グループワークがおよそ2:8ほどの配分で、講義で学んだ知識やルールを様々な視点から体験出来るというものでした。


ワーク中心=前のめりの学び姿勢になるため、受講者としては時間を忘れてのめり込む事ができ、私が感じたいあっという間感に繋がるわけですね☝️


私の仕事が研修講師という手前、こういったセミナーの構成にもついつい目がいってしまうのですが、とてもシンプルかつセオリーを全て網羅しており、無駄のない、完璧な構成でした。。。(個人的にこの部分にも衝撃を受けているわけなのです💦)



では、さらに衝撃を受けたセミナーの内容について紹介していきましょう☝️

自己紹介からもう衝撃

自己紹介は3人1組のグループに分かれて実施しました。(ズームのブレイクアウト堅田先生がとても丁寧に操作方法などを説明され、スムーズに行われていた点も流石です!)


その自己紹介でのポイントは、相手の人となりをモノに例えるという点でした☝️


例えば、私は同じグループになった方をお鍋に例えてみました🍲

熱く、人を巻き込んでいくタイプの方かなというイメージが浮かんできたからです。


こんな風に相手の方がどんな方なのか、どんな話をしているのか、具体的なイメージを持って聴くことで相手の話に集中出来るようになるという仕掛けですね❗️


シンプルかつ効果的な仕掛けに既に衝撃でした🤣


ちなみに、グループ内に吃音の子を持つ保護者会を運営する方もおり、素晴らしい出会いとなりました☺️

これもセミナーに参加する醍醐味ですね❗️

堅田先生の講義〜傾聴のルールとは?〜

自己紹介が終わり、セミナーの雰囲気に慣れてきた所で堅田先生の講義になります。


温かい声色でゆっくりと語りかけられる堅田先生の講義は聴いていて本当に心地よい感覚でした♨️


講義の中で傾聴のルールについて教えていただきました。


ポイントは下記です。

【傾聴のルール】

  • 相手の番を取らない。
  • 間を大切にする。
  • 先入観を持たずに聴く。
  • アドバイス思考を捨てる。

皆さん、どれも思い当たる項目ではないですか⁉️



ちなみに私は相手の番を取って怒られる事が多く、聞いた話にすぐアドバイスをしてしまうというダブルヒットでした😂



「ルールを守ろう!」と意識し続けることでより良い傾聴になるという事です👍



そして傾聴を実施するにあたり、最も大切な事があります。



それは、"相手に軸足を置く"ということです。



傾聴する際に自分に軸足を置いていると、どうしてもアドバイス思考になり、話し手が自分で答えを探せなくなる
結局また悩んでしまい、再びアドバイスを求めるしかなくなるというわけです。



より良い傾聴とは、

話し手が自分で答えを探しせるようにサポートすること

なのです☝️



そのためには、

あたかも自分が話し手になったかのように話の光景を浮かべ、人物や会話、気持ち、キーワードなどを感じていきながら聴いていく

ことが必要なのですね👂



これを心から理解して、実践するのがなかなか難しいのですが、次の堅田先生の実演によってモヤモヤが一気に晴れることになります☀️

感動!堅田先生による傾聴の実演

グループワークでの実演に入る前に、講義で教えていただいたことを実践するとどうなるか、堅田先生が実演してくださいました。


堅田先生は受講者の同じ話に対して自分に軸足がある方の聴き方相手に軸足がある方の聴き方を示して下さいました。



まず自分に軸足がある方の聴き方。

話し手の悩みに対しどんどん深掘りして課題を明確にし、的確にアドバイスを伝える。

私は一見、丁寧な聴き方であまり問題があるように感じませんでした。

最後にアドバイスまで伝え、話し手も腹落ちしている印象でした。



しかし、これが相手に軸足がある方の聴き方を見て衝撃を受けます。。全く違うのです❗️

客観的に実演を見ている感覚では、間が一定でなく、あくまで相手が考え、話始めるまでじっくり待ち続ける印象でした。

話し手が話した"キーワード"に対し優しく質問を挟むことでどんどんと核心に迫っていく。

独特の緊張感があるのですが、優しくもある。

話し手の方も徐々に心が解きほぐされる。

そして堅田先生より、

「自分に対してどのような言葉をかけてあげたいですか?」

この質問により、話し手の中に1つの答えが見つかる。

その言葉を話し手が腹落ちするまで丁寧に確認しなが
堅田先生が優しく投げかける。



衝撃でした。。



正直泣きそうになりました。



自分のことではないのに、自分の心の奥をギュッと掴まれている感覚でした。



正直、前者の聴き方の場合は途中で話の内容を見失ってしまい、覚えていないほどでしたが、後者の聴き方をオブザーブしている時は、何も考えずただただ堅田先生と話し手の会話に釘付けになってしまいました。



これが本当の傾聴なのですね。



傾聴って、相手の心を解きほぐし、救うことだって出来るのですね。



感動を覚えると共に、自分がこれまで思い描いていた傾聴がいかに上澄みであったかを痛感しました。



身に付けたい❗️身に付けて自分に話してくれる方を救いたい❗️



素直にそう思いました。


1回30分に渡るグループワークで傾聴を体験!

堅田先生に心をグッと掴まれた所でグループワークに入ります。



グループワークは3人1組で話し手、聴き手①、聴き手②に分かれ、傾聴を実践していきます。

話し手は自分の悩みやモヤモヤしていることなど、話したい事を20分間、話していく。

聴き手①は傾聴のルールを守り、丁寧に共感や質問をしていく。



これがまた学びが多いワークになりました☝️


私は聴き手②➡️聴き手①➡️話し手の順に体験したのですが、どの立場になっても深い気付きを得られました。



特に大切な気付きは、キーワードを拾い、深掘りの質問を続けていくことで、話し手本人も気付いていなかった気持ちが見つかる。ことです。



しかもこれが講義を聴いた直後の私でも聴き手として体験することが出来たのです。

つまり、傾聴はルールをしっかり意識し、やることとやらないことを明確に決めておくことで実践が十分可能だと言うことです❗️



これは勇気が出ますね☺️

大切なのは意識を忘れずに置くという点☝️

これから忘れては意識しの繰り返しで自分の身体に定着させていきます💪


まとめ

今回、堅田先生の傾聴ズームセミナーで傾聴のルールと姿勢(相手に軸足を置く)を学び、それを意識することで相手の気持ちを"聴く"ことが出来ることを体験しました。



その意識を絶やさず常に持ち続けることで、何かモヤモヤがあったり悩みがある方に寄り添い、自己解決をするためのお手伝いが出来るのだろうと確信しています😌



この記事を読んでご興味が湧いた皆様、是非一度この衝撃を体験して下さい❗️


リンク

https://www.facebook.com/Team-Tonchan-113220896833016/


安心してどもれる世の中へ



本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️


⬇️吃音がある子供達を対象にしたオンライン学習塾の紹介です。
note.com

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