博多ラーメン《一蘭》から学ぶ‼️吃音を持つ学生達への配慮
昨日、以前から大好きなラーメン店である一蘭に家族で行ってきました🍜
一蘭に行く度に思うのですが、このお店は本当に居心地が良いです。
何と言ってもこちらから話すことなく全ての注文が出来る点が唯一無二の心地良さを作り出しています。
しかし、店員さんに話しかけることがないということはコミュニケーションがなく素っ気ない雰囲気で食べないといけないの?と疑問に思われるかもしれません。
大丈夫!全くそのような事はありません。
きちんと顧客に対する配慮が計算し尽くされ、店員と顧客とのコミュニケーションまで考え抜かれています。
その秘密はこの《味集中カウンター》ですね!
一蘭:味集中カウンター
このカウンターの仕組みによって、顧客は一蘭の味を味わうことだけに集中できます。
そしてこの一蘭が極める顧客への配慮が吃音を持つ方々への配慮にも十分に応用出来るものであると感じているわけです。
特に今回は吃音を持つ学生達への配慮に応用してみたいと思います。
一蘭による顧客への配慮
まず、一蘭が味集中カウンターによって実現している顧客への配慮について考えてみましょう。
ざっと挙げてみるとこの3点かなと思います。
- 「話さなくてもいい」を初期設定(デフォルト)にする。
- 来店の度に好みの味を確認する。
- 書くことで気持ちを真っ直ぐに伝えてもらう。
まず①ですが、一蘭の店内ではどの顧客も一律に「話さなくてもいい」ことが共通のルールとなっています。
おそらく顧客の中には店員に口頭でズバズバ注文したい人もいるでしょうし、出来ることならあまり話したくない人もいると思います。
特に我々のような吃音を持つ方は話したくない方に入るでしょう。
「話したくない人は話さなくてもいい」でなく、「話さない」が初期設定となっているので、顧客からすると「一蘭に来たら当然話さない」という認識になります。
それでも話したい方は話すでしょうし、話したくない方は全く店員さんや周りに気を遣うことなく安心して無言でいられるわけです!
そして②ですが、一蘭では来店の度に味に関するアンケートを取り、1人1人の顧客の好みを把握します。
前回来店した時は辛めが良かったけど、今回は辛くないものが食べたいかもしれません。
また、前回はバリカタが良かったけど、今回はやわらかめが食べたいかもしれません。
人の好みは随時変化しているので、その都度確認することは顧客の満足度を満たす上でとても大切なことなのですよね!
そして③です。
一蘭では、サイレントカードなるものが用意されており、顧客は注文をはじめ店員に何かを伝えたい時にはサイレントカードに要望を伝えることが出来ます。
これによって、顧客が店員に伝えたいことがある場合、「言いにくいからやめておこう」「忙しそうだから黙っておこう」という心理がなくなります。
もちろんそれによって満足度がとても高いレベルで維持出来ることは言うまでもありません。
どうでしょう⁉️
ここまで顧客のことを考えてくれているラーメン店は他にないですよね!
そして一蘭が実現する3つの配慮は、吃音を持つ方々への配慮にも十分に応用出来るものなのです‼️
次の章でその具体例を紹介します。
吃音を持つ学生達への配慮(私見)
ではいよいよ、一蘭の3つの配慮を吃音を持つ方々に対する配慮に当てはめてみましょう。
今回は特に吃音を持つ学生さんへの授業を実施する際の配慮という目線で挙げてみます。
- 「話さなくてもいい」を大前提とする。
- 学生本人に、その日ごとに求める対応のを確認する。
- 生徒全員に対し、意見を述べる方法の1つに"書く"を認める。
あくまで私見ですので、全ての吃音を持つ学生さんに対し有効でないかもしれませんが、少なからず授業に安心して参加する環境は作れるかと思います。
個人的な実体験でもありますが、吃音を持つ学生さん達は、授業に対しさまざまな不安と共に参加しています。
いつ当てられるかな。。
どもらずに答えられるかな。。
音読が回ってきたら読めるかな。。
分からない所は質問できるかな。。
一蘭のように常に相手側の目線に立ち、相手が求めることをミリ単位で計算して実践する。
そのように環境を作ることが出来れば、吃音を持つ学生さん達がもっと学校を好きになり、もっと積極的に学び、もっと社会に対し堂々と貢献できるようになってくれることを期待しています。
安心してどもれる世の中へ
吃音(きつおん)を知らない皆様へ
吃音について知って頂きたい全ての事を書きました✍️
是非この記事を読んでみて下さい‼️
abe-kenshu.hatenablog.com
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