どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

文献を読もう②

皆さん、おはようございます!

先日のアメトーーク『激動の同期芸人』を見逃してしまい、ついついYoutubeを検索してしまう阿部です。

 

やはりないですね💦リアルタイムで観ないとですね💦

 

探しついでにカジサックの部屋でダイアン西澤さんとのトークを拝聴。

同期のダイアン西澤さんと本音を語り合いました。 - YouTube

2人が同期だと言うことを今知りました。とろサーモン久保田さんも同期と知ってさらにビックリ!

黄金の変人世代ですね👍

 

今日の文献

『吃音症を聴覚で科学する』

著者:九州大学  菊池 良和先生

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp/54/2/54_117/_pdf/-char/ja

 

要旨

吃音症の興味深い特徴の一つとして,マスキングノイズや、遅 延・周波数変換聴覚フィードバックを聴かせながら話すと,吃音が軽減する。

その不思議な吃音症の病態は解明されていないが,聴覚入力異常が吃音症の発症に関与していることが推察できる。

当研究の結果か ら吃音者では基本的な聴覚入力において,異常があることが示唆され,吃音の発症の原因の一 因と考えることができる。

 

2013年に開催された日本音声言語医学会シンポジウムでの内容ですね☝️

 

2つのポイント

  1. 吃音者は本来は不要となる音を排除できず,それを探知し、何回も修正する。
  2. 吃音者の脳の右側の聴覚を認知する部分が増加している。

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吃音(どもり)の原因はまだはっきり分かっておらず、文献を読もう!① - どもれども どもれどもでも紹介したような研究が進んでいる?進んでいない?状況ですね。

 

今回は吃音を科学するという事で、聴覚の視点に立って吃音を見てみましたよ。という内容ですね。

 

結論としては、脳の右側の聴覚を管理する部分が発達しており、普通は聞き流すような余分な音まで拾ってきてしまう。そのため吃音が発症しているのでは?という推察でしたね。

 

という事は、吃音の人は耳がいい??

私自身はどちらかと言うと、「難聴じゃないか」と言われるぐらい人の話を聞き返してしまったり、変に声が大きかったりするので、自分の実感としては今回の説は、う〜〜んという感じですかね💦

 

ただ、ヘッドホンで音楽を聴きながら話すとスラスラ話せるとか、何となく経験したことがあるので、その辺りの話と繋がって来るのでしょうね。

 

いずれにしても、聴覚が原因だからこうしたら改善もしくは治る!という案が早く欲しいですね‼️

そこは菊池先生に期待するといたしましょう🙏

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます!

 

これからも皆さんと一緒に吃音についてお勉強していければ嬉しいです!

 

いつか治りました!と報告出来る日が来ることを祈って👏