どもれども どもれども

30年間明るくどもり続ける吃音研修講師がお送りする吃音ライフを紹介します!

メニューの注文のハードル

こんにちは!

相変わらず妻にどもりまくりますが、先日きちんと話をして以来、より温かく話を聞いてくれるようになり感謝しかしていない阿部です!

 

昨日は関東で大きめのイオンモールに行って参りました。

 

朝から行くと昼食は当然イオンモールで。

家族でレストランは高く付くので、リーズナブルなフードコートへレッツゴー!といつもの流れになる訳ですが、これがまた多くのハードルを越えなくてはいけない訳です。

 

という事で今回はドモラーにとってのメニューの注文について書きたいと思います。

 

ドモラーにとってはメニューを注文するという事は、学生時代、体育館裏で好きな子に告白する時ぐらいドキドキするものであります。

 

ちゃん言えるのかどうか、、、聞き返されたらどうしよう、、、伝わらなかったら、、、などと様々な状況を予測しながらドクドクどくどく心臓の鼓動が走り出すのです。

 

ではここからはドモラーにとってハードルの低い→高いお店の順に並べてみたいと思います。

 

完全独自目線なのでバイアスかかりまくりな事にご了承下さい笑

 

まずは最もハードルの低いお店。私にとっては神のようなお店ですね。

 

博多ラーメン『○蘭』です。

注文は券売機、店員の顔が見えず、麺の硬さやスープの濃さなど全て紙に記載して渡すので、一言も話さなくても美味しいラーメンが頂けます。

全てのお店がこのような仕組みになってくれたらどんなにいい事か。。。

 

続いてハードルが比較的低いお店として、タブレットPC導入の回転寿司チェーンや居酒屋。

今やほとんど全ての100円寿司店や多くの居酒屋でタブレット注文が導入されてきており、ドモラーとしては有り難いの一言です!

 

ただ、居酒屋さんだと、『注文を持ってきてもらったついでに口頭で追加注文する』や『注文したものがなかなか来ない時に『さっき注文した〇〇はどうなってますか?』などの文化が未だ残っており、機転を利かせた会話が苦手なドモラーにとってはまだまだハードルの高さを感じずにはいられない。

惜しい!です。

 

そして、そこそこハードルが高いのはコンビニ。

「商品を選んでレジに持っていくだけじゃないか」

→はい、そうです。しかし、我々には奴らがいるのです。そう、

 

肉まん、揚げ物などのレジ横アツアツ軍団です!

 

奴らはかなりの強敵です。

どれを頼もうと思ってもなかなか出にくい言葉ばかりです(私はニクマンが無理です!)し、ポジション的にも指差し攻撃がなかなか通じにくい。。。

憧れのラインナップですね!笑

いつかさりげなく「肉まんもちょうだい」って言いたいですね〜!

 

そして最後に、

 

最もハードルの高い

 

最も苦手なのは

 

○🐢製麺を筆頭としたうどん店です!

 

ショッピングモールのフードコートにはマストな店舗群ですが、私にとっては難関中の難関です。。。

 

何が難関なのがというと、

 

食券やパネルがない、

メニューが注文口の上にあったりするので指差しが使いない

ガヤガヤしているのである程度大きな声ではっきりと言わないと聞こえない。。。

 

あ〜無理だ!無理です!!

私はどうしてもうどんが食べたい時は、前の人が注文したものと「僕も同じで」という事で何とか切り抜けています。

本当はカレーうどんが食べたくてもなかなか。。。

妻と行く時は妻に言ってもらうようお願いしております。いつもありがとう!!!

 

長々と注文について書いてきましたが、あくまで人と店員さんとコミュニケーションが取りたくないのではなく、メニュー注文時の精神的負担が少しでもなくなれば、他のコミュニケーションに労力を避けますし、第一純粋に味を楽しめます!

 

結構、本当は食べたい物が言いにくいと、食べたくなくても言いやすいものに走ってしまうのですよね。。。

 

こういった状況がもっと改善すればな〜と思っていた矢先、最近興味深いものが始まっているようです!

 

https://camp-fire.jp/projects/view/103984

吃音のある方でも気軽に注文出来るクラウドファウンディング?!

 

まさにこういう事ですね!!

 

タブレットシステムやこういったツールが普及してくれればドモラーが何の不安を抱えずに暮らせる世の中が実現出来る?!

 

私も自分が出来る小さな一歩を歩み続けたいと思います!

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

お気軽にコメントやご意見をいただけると尚嬉しいです!!